J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 Messe in h-moll BWV 232

指揮: アーポ・ハッキネン Aapo Hakkinen
ヘルシンキ・バロック管弦楽団 Helsinki Baroque Orchestra
Helsinki Music Centre Musiikkitalo Helsinki, 25.10.2020

合唱(10名)兼 独唱
Carolyn Sampson & Kristen Witmer, soprano I | Sophie Junker & Lauren Armishaw, soprano II
Sophie Harmsen & Jennifer Gleinig, alto | Andrew Staples & Hugo Hymas, tenor
Johannes Weisser & Cornelius Uhle, bass

ミサ曲 ロ短調 (BWV 232) は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作曲したミサ曲。日本語ではロ短調ミサなどとも称される。早くは1724年に書かれたものを部分的に含むが、最終的に完成したのは、J.S.バッハの死の前年の1749年である。現代では、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲と並び、バッハの作品の中でも最高峰に位置するとされている。

ミサ曲ロ短調は、バッハの生涯を通しての合唱曲と神学への関わりの総決算として、フーガの技法と並ぶ象徴的な作品と広く考えられている。のみならず、しばしば「クラシック音楽」の最高傑作の一つともみなされている。アルベルト・バッソはこの作品について、次のように評している。「ミサ曲ロ短調は、全人生を捧げて書かれている。1733年に「外交的な」理由で作曲がはじまり、バッハがすでに盲目となっていた、人生最晩年に完結した。この記念碑的な作品は、「ライプツィヒのカントール」が編み出した、音楽の様式と技術のすべてを結集したものである。しかしまたこの作品は、カトリック的な神の讃美の世界と、ルター派的な十字架信仰の世界が、類のないほど衝撃的に出会う場でもある。」

バッハ:ミサ曲 ロ短調

inserted by FC2 system