指揮: ヨス・ファン・フェルトホーヴェン Jos van Veldhoven
オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団 Netherlands Bach Society
Soloists | ||
Christoph Pregardien, tenor | クリストフ・プレガルディエン | 福音史家 |
Tobias Berndt, baritone | トビアス・ベルント | イエス |
Dorothee Mields, soprano | ドロテー・ミールズ | ソプラノ 1 |
Hana Blazikova, soprano | ハナ・ブラジーコヴァ | ソプラノ 2 |
Damien Guillon, countertenor | ダミアン・ギロン | アルト 1 |
Robin Blaze, countertenor | ロビン・ブレイズ | アルト 2 |
Colin Balzer, tenor | コリン・バルザー | テノール 1 |
Hans Jörg Mammel, tenor | ハンス・イェルク・マンメル | テノール 2 |
Matthew Brook, bass | マシュー・ブルック | バス 2 |
Stephan MacLeod, bass | ステファン・マクラウド | バス 1 |
バッハのマタイ受難曲(Matthaus-Passion)は新約聖書「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を題材にし、聖句、伴奏付きレチタティーヴォ、アリア、コラールによって構成された音楽作品である。BWV244。
台本はピカンダー(Picanderは「かささぎ男」という意味の筆名であり、本名クリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーツィ、あるいはヘンリーキ)による。正式なタイトルは「福音史家聖マタイによる我らの主イェス・キリストの受難Passion unseres herrn Jesu Christi nach dem Evangelisten Matthaus」となる。
バッハが作曲したとされる受難曲は、マタイ受難曲(2作あったとされるが、「2作目は合唱が2組に分けて配置される」という記述の目録があるので、現在伝わっているのは2作目あるいは何らかの改作後の方であることがわかる)のほか、ヨハネ受難曲(BWV245、1724年)、ルカ受難曲(BWV246)、マルコ受難曲(BWV247、1731年)の計4つが数えられるが、ルカ受難曲は真作と見なされておらず、マルコ受難曲は台本のみが現存し、他は消失している。