J.S.バッハ:マタイ受難曲 Matthäus-Passion BWV 244

指揮: ウーヴェ・ハイルマン Uwe Heilmann
ハイルマン合唱団 &オーケストラ Heilmann Chor & Orchester
《ソリスト》 福音史家: 冨森政彦 イエス: 折河宏治 | ソプラノ: 澤井碧、自川憂里亜、遠藤兼子、小畠エマ
アルト: 星由佳子、高橋ちはる、柏崎朝子 | テノール: 森雄飛 | バス : 杉浦隆大, Rene Pape(友情出演)
Live-Aufnahme vom 19.04.2024 aus der Yokohama Minato Mirai Halle 横浜みなとみらいホール大ホール

声楽界の頂点を極めたドイツのテノール、ウーヴェ・ハイルマンが、東京で結成した合唱団とオーケストラを指揮者として率いてJ.S.バッハの最高傑作「マタイ受難曲」を披露します。ドイツの教会の少年合唱団で合唱を学んできたハイルマンは、同様に少年合唱団で歌を学んできた経験を持つ世界的なオペラ歌手でバスのルネ・パーペ(Rene Pape)とは大の仲良し。パーペの来日の機会に再開して旧交を温め、ハイルマン指揮の「マタイ」に友情出演することに。突然決まった出演に、準備する時間もありませんでしたが、パーペはユダや高司祭のパートを歌い、ハイルマンとも35年ぶりのデュエットも披露しました。

バッハのマタイ受難曲(Matthaus-Passion)は新約聖書「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を題材にし、聖句、伴奏付きレチタティーヴォ、アリア、コラールによって構成された音楽作品である。BWV244。
台本はピカンダー(Picanderは「かささぎ男」という意味の筆名であり、本名クリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーツィ、あるいはヘンリーキ)による。正式なタイトルは「福音史家聖マタイによる我らの主イェス・キリストの受難Passion unseres herrn Jesu Christi nach dem Evangelisten Matthaus」となる。

バッハが作曲したとされる受難曲は、マタイ受難曲(2作あったとされるが、「2作目は合唱が2組に分けて配置される」という記述の目録があるので、現在伝わっているのは2作目あるいは何らかの改作後の方であることがわかる)のほか、ヨハネ受難曲(BWV245、1724年)、ルカ受難曲(BWV246)、マルコ受難曲(BWV247、1731年)の計4つが数えられるが、ルカ受難曲は真作と見なされておらず、マルコ受難曲は台本のみが現存し、他は消失している。

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