J.S.バッハ:マタイ受難曲 Matthäus-Passion BWV 244 

指揮: ペーター・ダイクストラ Peter Dijkstra
コンチェルト・ケルン Concerto Köln
バイエルン放送合唱団 Chor des bayerrischen Rundfunks
Julien Pregardien: tenor(Evangelist) | Karl-Magnus Friedriksson: baritone(Christus)
Karina Gauvin: soprano | ゲルヒルト・ロンベルガー Gerhild Romberger: alto
Maximillian Schmitt: tenor | Michael Nagy: baritone
Herkulessal Muchener Residenz 2020

バッハのマタイ受難曲(Matthaus-Passion)は新約聖書「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を題材にし、聖句、伴奏付きレチタティーヴォ、アリア、コラールによって構成された音楽作品である。BWV244。
台本はピカンダー(Picanderは「かささぎ男」という意味の筆名であり、本名クリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーツィ、あるいはヘンリーキ)による。正式なタイトルは「福音史家聖マタイによる我らの主イェス・キリストの受難Passion unseres herrn Jesu Christi nach dem Evangelisten Matthaus」となる。

バッハが作曲したとされる受難曲は、マタイ受難曲(2作あったとされるが、「2作目は合唱が2組に分けて配置される」という記述の目録があるので、現在伝わっているのは2作目あるいは何らかの改作後の方であることがわかる)のほか、ヨハネ受難曲(BWV245、1724年)、ルカ受難曲(BWV246)、マルコ受難曲(BWV247、1731年)の計4つが数えられるが、ルカ受難曲は真作と見なされておらず、マルコ受難曲は台本のみが現存し、他は消失している。

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