J.S.バッハ：マタイ受難曲 Matthäus-Passion BWV 244 コラール集

指揮：Gilles Michels
ユトレヒト学生合唱団 & オーケストラ Utrechts Studenten Koor en Orkest USKO
6 april 2017, Jacobikerk te Utrecht（ヤコビケルクは、ユトレヒトのプロテスタント教会）

第1部 コラール

第 3曲 Herzliebster Jesu, was hast du verbrochen,
第10曲 Ich bins,ich sollte busen,
第15曲 Erkenne mich, mein Huter,
第17曲 Ich will hier bei dir stehen;
第25曲 Was mein Gott will, das gecheh allzeit,
第29曲 O Mensch, bewein dein Sunde gros, （第一部を締めくくる児童合唱と合唱団のコラール）

第2部 コラール

第32曲 Mir hat die Welt truglich gericht'
第37曲 Wer hat dich so geschlagen,
第40曲 Bin ich gleich von dir gewichen,
第44曲 Befiehl du deine Wege
第46曲 Wie Wunderbarlich ist doch diese Strafe！
第54曲 O Haupt voll Blut und Wunden,
第62曲 Wenn ich einmal soll scheiden,（イエスが、息を引き取った直後のコラール）

バッハのマタイ受難曲（Matthaus-Passion）は新約聖書「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を題材にし、聖句、伴奏付きレチタティーヴォ、アリア、コラールによって構成された音楽作品である。BWV244。
台本はピカンダー（Picanderは「かささぎ男」という意味の筆名であり、本名クリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーツィ、あるいはヘンリーキ）による。正式なタイトルは「福音史家聖マタイによる我らの主イェス・キリストの受難Passion unseres herrn Jesu Christi nach dem Evangelisten Matthaus」となる。

バッハが作曲したとされる受難曲は、マタイ受難曲（2作あったとされるが、「2作目は合唱が2組に分けて配置される」という記述の目録があるので、現在伝わっているのは2作目あるいは何らかの改作後の方であることがわかる）のほか、ヨハネ受難曲（BWV245、1724年）、ルカ受難曲（BWV246）、マルコ受難曲（BWV247、1731年）の計4つが数えられるが、ルカ受難曲は真作と見なされておらず、マルコ受難曲は台本のみが現存し、他は消失している。