J.S.バッハ :マニフィカート Magnificat ニ長調 BWV 243 第6曲 'et misericordia' その憐れみは

指揮: ヨス・ファン・フェルトホーフェン Jos van Veldhoven
The Netherlands Bach Society
Maarten Engeltjes- Alto (Countertenor)
Thomas Hobbs- Tenor

プロテスタントルター派の信者であったバッハが、カトリックで用いられるラテン語のテクストに作曲したのは、一見イレギュラーに映るが、当時はルター派に於いてもラテン語の典礼文や、晩課、あるいはミサ曲全体から「キリエ」と「グローリア」のみを用いた「小ミサ」などが用いられていたのであり、現在のルター派の礼拝でもこの形が残っている。
バッハの《マニフィカト》は、1723年に変ホ長調で作曲され(BWV.243a)、これには通常のラテン語のクリスマス用の「マニフィカト」のテクストの間に4曲の挿入曲があった。
1728~31年にかけてバッハはこの作品をに改定し、挿入曲を除き、調性をニ長調にして現在の形に書きなおした。通常の演奏にはこれが使用される。 華やかにトランペットやティンパニが活躍する作品である。

第 6曲:Duetto”Et misericordia”(アルト&テノール)
Et misericordia eius a progenie in progenies timentibus eum.

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