J.S.バッハ:カンタータ 第140番 "Wachet auf, ruft uns" 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」

指揮:カール・リヒター Karl Richter
ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団 Münchener Bach-Chor/Orchester
ソプラノ: エディト・マティス Edith Mathis
テノール: ペーター・シュライアー Peter Schreier
バリトン: ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ Dietrich Fischer-Dieskau 1977

1. Coro Wachet auf, ruft uns die Stimme
2. Recitativo Er kommt, er kommt,
3. Aria (Duetto)  Wenn kommst du, mein Heil?
4. Choral Zion hort die Wachter singen,
5. Recitativo So geh herein zu mir,
6. Aria (Duetto)  Mein Freund ist mein,
7. Choral Gloria sei dir gesungen

カンタータ第140番 目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声 BWV140、(Wachet auf, ruft uns die Stimme)は、ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲したカンタータ。タイトルは「目覚めよと呼ぶ声あり」などと表記されることもある。
カンタータ第140番は「コラール・カンタータ」と呼ばれる形式によっており、カンタータの基礎となっているコラールは、フィリップ・ニコライという作曲家のコラールを第1曲、第4曲、第7曲に用いている。そのコラールの着想の原点となっている三位一体節後第27日曜日の福音書章句(マタイ伝第25章1から13節)では、花婿の到着を待つ乙女のたとえを用いて、神の国の到来への備えを説く。それをふまえ、真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、待ちこがれる魂との喜ばしい婚姻へと至る情景を描いている。

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