J.S.バッハ:カンタータ BWV 131 "Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir" 第1曲(合唱) & 第2曲(アリア + コラール)

指揮: 17th Thomaskantor Gotthold Schwarz ゴットホルト・シュヴァルツ
Leipziger Cantorey & Sachsisches Barockorchester
ソプラノ:加藤 麻衣 Mai Kato
バス: Gun-Wook Lee
Tuesday, 28 July 2020, 8.03 pm CEST Live aus der Thomaskirche Leipzig

  

1. Coro Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir.
2. Aria Bas/Choral(Sopran) So du willst, Herr, Sünde zurechnen,

3. Coro Ich harre des Herrn,
4. Aria Tenor/Choral(Alt) Meine Seele wartet auf den Herrn,
5. Coro Israel, hoffe auf den Herrn.

主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ、(Aus der Tiefen rufe ich, Herr zu dir)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの教会カンタータ。BWV131番。聖句は詩篇130篇(深い淵から)である。訳はマルティン・ルターによる。同じ聖書箇所に基づくルターのコラールはバッハのカンタータ38番深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわるで使われている。
1曲目、3曲目、5曲目の歌詞は聖書の御言葉のみ。2曲目と4曲目は聖句とコラールの応答。このコラールはバルトロメウス・リングヴァルト(Bartholomaus Ringwaldt)による

バッハは1707年の夏から翌1708年の夏までミュールハウゼン(英語版)の聖ブラジウス教会のオルガニストを務めていた。この教会カンタータは、ミュールハウゼンの聖マリア教会の牧師アイルマーからの依頼で作曲された。
1707年、あるいは1708年に作曲されたため、バッハの最も初期のカンタータの1つと考えられている。

ソプラノ、アルト、テノール、バスの4部混声合唱と、テノールとバスのソロ、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ1と2、通奏低音によって演奏される。

1. Coro
Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir.
Herr, hore meine Stimme,
las deine Ohren merken
auf die Stimme meines Flehens!
1. 合唱 深き底を暗示する5度下降音程から始まる。
深き淵より、主よ、私はあなたに叫びます。
主よ、私の声を聞いてください。
あなたの耳を傾け
私の訴えの声を聞いてください。
2. Bas/Sopran
(Bass)
So du willst, Herr, Sunde zurechnen,
Herr, wer wird bestehen?
(Sopran)
Erbarm dich mein in solcher Last,
Nimm sie aus meinem Herzen.
Dieweil du sie gebusset hast
Am Holz mit Todesschmerzen,
(Bass)
Denn bei dir ist die Vergebung
Dass man dich furchte.
(Sopran)
Auf dass ich nicht mit grossem Weh
In meinen Sunden untergeh,
Noch ewiglich verzage.
2. バス / ソプラノ バスのアリアが詩篇を歌い、ソプラノがコラールを歌う。
(バス)
主よ、あなたが数々の罪に目を留められるなら、
誰がみ前に立つことができましょう?
(ソプラノ)
罪の重荷に喘ぐ私をあわれんでください。
この重荷を私の心から取り去ってください。
あなたはそのための償いをしてくださったのです、
十字架の上で、死の苦しみをもって。
(バス)
しかしあなたのもとには赦しがあり、
それであなたは畏れ敬われるのです。
(ソプラノ)
私が大きな嘆きの内に
罪の闇に落ちて行くことがないよう、
永遠に私を見捨てないでください。

歌詞対訳:國井 健宏

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