J.S.バッハ:カンタータ BWV 8 "Liebster Gott, wenn werd ich sterben?"

指揮: Paul Boehnke
the Bach Society of Minnesota
Recorded Sunday, February 28 at Central Lutheran Church, Winona Minnesota

1. Liebster Gott, wenn werd ich sterben? (Chorus)
2. Was willst du dich, mein Geist, entsetzen (Aria: T)
3. Zwar fuhlt mein schwaches Herz (Recitative: A)
4. Doch weichet, ihr tollen, vergeblichen Sorgen! (Aria: B)
5. Behalte nur, o Welt, das Meine! (Recitative: S)
6. Herrscher uber Tod und Leben (Chorale)

カンタータ第8番「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」 この曲はライプチヒで1724年秋に書かれたもので、表題のタイトルを持つコラール旋律に基づくコラール・カンタータです。 冒頭合唱が一風変わっています。前奏からオーボエと弦が奏でる穏やかなメロディーのバックで フルートがピ・ピ・ピと16分音符で甲高い音を鳴らすのですが、実はこれは弔いの鐘の音を表しています。 そしてこの8番の魅力はこの後のテナーとバスによる2曲のアリアです。 最初のテナーの曲は弦のピチカートに乗ってオーボエの奏でる物悲しい旋律が胸に染みます。 バスの方は一転して明るく華やかなフルートの音で始まります。 この曲はバスのソロとフルートのオブリガートがまるで戯れているかのように聞こえます。 そして、私はこの曲の最後のコラールがとても好きです。カンタータは最後はコラールで終るものがほとんどです。 だいたいは短くて地味な感じの曲が多いのですが、このカンタータのコラールはなぜかとても華麗な感じがするのです。 まさに曲の最後を飾るのにふさわしいコラールで、あー終った!という満足感を与えてくれます。

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