J.S.バッハ:カンタータ BWV 56 より 第3曲 アリア「遂に、遂にわが枷(かせ)は」"Endlich, endlich wird mein Joch"

バリトン: John Buffet
バロック・オーボエ:Lot Demeyer

『われは喜びて十字架を負わん』(Ich will den Kreuzstab gerne tragen)BWV56は、バッハが1726年10月27日の三位一体節後第19日曜日のために作曲した教会カンタータ。全5曲からなり、82番とともにバスの独唱カンタータとして重視され、多くのバスやバリトン歌手が歌ってきた曲である。

第3曲 アリア『遂に、遂にわが枷(かせ)は』(Endlich, endlich wird mein Joch)
天上ですべての重荷を下ろした魂が飛翔する夢を表したダ・カーポのアリア。オーボエの前奏はバスに継承されるだけではなく、中間部でも伴奏主題として曲中で絶え間なく聴かれる。音域いっぱいを跳ねるメロディに合わせ、華やかなメリスマが全体に施されている。中間部ではメリスマを抑制し、魂の自由を祈願する。それが未だ成就していないことを認識し、その到来をアリオーソで希求したのちに冒頭の反復に移る。

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