ヴィオラ奏者:キム・カシュカシャン Kim Kashkashian

キム・カシュカシャン(Kim Kashkashian, 1952年8月31日 アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト - )は現代屈指のヴィオラ奏者。女性演奏家である。両親はアルメニア系である。強靭なボウイングに支えられた幅広い表現力により、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを得意としている。


略歴

ピーボディー音楽院でワルター・トランプラー、カレン・タトルにヴィオラを学ぶ。1980年にミュンヘン国際音楽コンクールで3位入賞。1980年代にギドン・クレーメル主宰のロッケンハウス音楽祭の常連となり、1988年にギドン・クレーメルらと録音したモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲などにより知られるようになる。その後現代音楽の初演を多く果たし、近代以降の作品を多く録音しているが、バッハ、モーツァルト、ブラームス、シューマンなども非常に評価が高い。ただヴィオラ奏者にしては珍しく、他の楽器からの編曲作品はほとんど録音していない。

現在はドイツに在住し、フライブルク音楽大学で後進の指導にあたっている。

1995年に来日している。その後2009年5月、東京国際ヴィオラコンクール審査員として14年ぶりに来日した。

Wikipedia

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