ヴァイオリニスト: サラ・チャン Sarah Chang

サラ・チャン(Sarah Chang、〔張永宙、チャン・ヨンジュ〕、1980年12月10日 - ) は韓国系アメリカ人のヴァイオリニスト。アメリカ・フィラデルフィア生まれ。


父親(チャン・ミンス)もヴァイオリニスト。3歳のときに両親にヴァイオリンをねだり、4歳の誕生日に1/16サイズのヴァイオリンを買ってもらい、練習を始めた。6歳でジュリアード音楽院の入学試験を受け、マックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲を演奏して入学許可を得る。同院ではドロシー・ディレイに師事。パールマンや五嶋みどり、ギル・シャハム、諏訪内晶子、シュロモ・ミンツらの妹弟子にあたる。

8歳でズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団やリッカルド・ムーティ指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演した。10歳でファーストアルバムの録音を行い、それまでハイフェッツが持っていた最年少記録(11歳)を塗り替えた。アルバムは翌年、EMI クラシックスから発売され、発売後まもなく、クラシック音楽のベストセラーとして、ビルボードチャートに入った。ユーディ・メニューインは、「私が知る限り、最もすばらしく、最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評価している。1993年にグラモフォン・マガジン賞、1994年には国際クラシック音楽賞、1999年にエイヴリー・フィッシャー賞を獲得。 標準的なレパートリーだけでなくゴルトマルクの協奏曲にも早くから取り組んでいる。

テンプル大学の教授でもある父が、独自の教育方針でサラに接し、育てた教育法が本として出版された。「『だめだ』という言葉は言うな」、「 音楽教育は頭脳開発に役に立つ 」、「早教育は必須だ 」、「 不必要な競争心を刺激するな 」、「体力を培え 」、「遠大な目標を立てよ 」といった内容である。

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