ピアニスト: ユンディ・リ Yundi Li

ユンディ・リ(Yundi Li, 中: 李雲迪, 1982年10月7日 - )は、中国・重慶生まれのピアニスト。

2000年、ワルシャワで開かれた第14回ショパン国際ピアノコンクールで、スタニスラフ・ブーニン以来15年ぶりに第1位での優勝を果たし、一躍注目を浴びる。ショパン・コンクールでの優勝は中国人では初である。
ショパン・コンクール優勝後も、ドイツで研鑽を積む。ハノーファー音楽大学でアリエ・ヴァルディに師事した後、現在は香港の市民権を得て同地に在住。


略歴

1982年:重慶市大渡口で生まれる。
1986年:幼稚園の先生からアコーディオンを習い始める。
1987年:四川省子供アコーディオン・コンテスト第1位。
1989年:ピアノを習い始める。
1991年:但昭義に就いてピアノを習い始め、プロのピアニストを目指す。
1994年:四川音楽学院附属中学に首席入学。ホアプ杯子供ピアノコンクール第1位。
1995年:ストラヴィンスキー国際ユースピアノコンクール第3位。
1996年:第10回香港ピアノオープン、オープンチーム第3位 。
1997年:第1回ソウルピアノコンクール(中国作品)黄河コンチェルトチーム第1位。
1998年:南ミズーリ国際ユースピアノコンクール、ティーンエイジチーム第3位。
1999年:リスト国際ピアノコンクール第3位。ジーナ・バックアウワーヤングアーティスト国際ピアノコンクール第1位。第2回中国国際ピアノコンクール第3位。
2000年:第14回ショパン国際ピアノコンクール第1位。
2001年:初訪日。
2003年:阪哲朗指揮のNHK交響楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番で共演。プラハの春国際音楽祭、カーネギーホール、ザルツブルク音楽祭などで演奏。
2004年:北米ツアーを敢行、フィルハーモニーホールで演奏。
2006年:香港特区政府の「優秀人材入境計画」第1号として香港の市民権を獲得。
2012年:9月~10月にかけて日本で行われる予定であった公演すべてが中止になったと9月19日に発表された。尖閣諸島問題を受け、中国政府から訪日を見合わせるよう指導を受けたという。

主なレパートリー

ショパン・コンクールで優勝しただけあって、ショパン作品の演奏を得意とする。ほかにはリストを得意とする。また、アンコールなどでしばしば演奏される「サンフラワー」は中国民謡を基にした作品である。

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