ピアニスト:田部 京子 Kyoko Tabe
田部京子(たべ きょうこ、1967年 - )は日本のピアニスト。日本を代表するシューベルト弾きとしても注目を集めている。北海道室蘭市出身。
略歴
- 4歳よりピアノを始め、田中希代子に認められ指導を受ける。
- 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校入学、田村宏に師事。
- 1984年、高校在学中に第53回日本音楽コンクールに最年少で第1位に輝き、一躍大器として大きな注目を集める。
- 東京藝術大学に進学し、1988年より文化庁在外派遣研究員としてベルリン芸術大学に留学、クラウス・ヘルビッヒに師事。
- 同大学、大学院を首席で卒業(国家演奏家資格を取得)。
- ベルリン留学中にエピナール国際ピアノコンクール第1位、シュナーベル・ピアノコンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位と数々の国際コンクールで輝かしい成績を収めている。
- 1997年4月にはカーネギーホール主催によりワイル・リサイタルホールにおいてニューヨーク・デビューを飾る。
- 1990年から国内で本格的な演奏活動を開始し、全国各地でのリサイタル、主要オーケストラとの共演も多数。吉松隆など現代を代表する作曲家の新作ピアノ協奏曲の初演も行っている。
- アルバン・ベルク弦楽四重奏団などから日本ツアーの共演者として指名されるなど、世界のトップアーティストからも厚い信頼を寄せられている。
- レコーディング活動も活発で、日本コロムビア(DENON)、英国シャンドス(Chandos)より合わせて20枚以上がリリースされており、2008年にはカルミナ四重奏団と共演したシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」(コントラバス:ペトル・イウガ)とシューマンのピアノ五重奏曲の録音で、音楽之友社主催の第48回レコード・アカデミー賞の室内楽部門賞を受賞。
- これまでに、村松賞(音楽部門大賞)、第4回新日鉄音楽賞などを受賞。
- 現在、上野学園大学教授。日本音楽コンクール審査員、桐朋学園大学院大学:特別招聘教授なども務める。
- 現在、東京とベルリンを拠点に幅広く活躍している。
「小さい子は見ない」と言っていた田中希代子が例外的に小学生の頃から時折レッスンをつけていたという愛弟子。
「極限まで耳を澄ます」ということを教え込まれた。レッスンは、口頭のみで行われたこともあり、その深い内容を理解し把握するには大変な集中力を要求された。昔も今も、憧れの作曲家はショパン。他に、大西愛子、マリア・クルチオなどに師事
田部 京子 PROFILE(外部リンク)
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