日本の歌手: 鮫島 有美子(さめじま ゆみこ)

鮫島 有美子(さめじま ゆみこ、1952年1月8日 - )は、日本の声楽家、ソプラノ歌手。ウィーン在住。


経歴

1974年、東京芸術大学声楽科、同大学院修士課程修了。1975年、二期会オペラ『オテロ』でデビュー。 その後ベルリン国立芸術大学留学。ウルム歌劇場専属歌手に採用される。
1990年12月31日、第41回NHK紅白歌合戦に紅組メンバーのひとりとして登場した。
夫はオーストリア人ピアニストのヘルムート・ドイチュ。
2009年11月12日、国立劇場で「天皇陛下即位20年記念式典」にて祝いの歌(日本歌曲、フォークなど数曲)を歌った。

評価

西部邁(評論家)は次のように評価している。
「頂戴したCDに鮫島有美子さんの『波浮の港』(野口雨情作詞)が入っていて、その三番目、『島で暮らすにゃ、乏しゅうてならぬ、伊豆の伊東とは郵便だより、下田港(みなと)とはヤレホンニサ風だより』をよくうたった。『乏しい』のは、貧しさそのものではなく、『便りがない』ことだというのが秀逸であるし、イ『ト(ウ)ト』ハあるいはミナ『トト』ハというふうにトが続くところに、大島と本島とのあいだの隔たりがうまく表現されていて絶妙と感じた。
鮫島さんの美しいのみならず深いソプラノを聞いて、ダミ声で演歌をうたっていた自分が少し恥ずかしくなりもした。」

Wikipedia

inserted by FC2 system