RAI国立交響楽団 Rai National Symphony Orchestra

RAI国立交響楽団(イタリア語: Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI)は、イタリアのトリノに本拠地を置く放送オーケストラである。

沿革

1994年に、それまでローマ・ミラノ・トリノ・ナポリにあったRAI(イタリア国営放送)所属のオーケストラを、トリノRAI交響楽団を中心に整理・統合して誕生した。

音楽監督・指揮者

初代首席指揮者はフランク・シップウェイ。2001年からはラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスに引き継がれ、2009年にはユライ・ヴァルチュハがその任に着いた。また名誉指揮者としてエリアフ・インバルやジェフリー・テイトが就任しており、また客演指揮者としてジャナンドレア・ノセダも名を連ねている。レコーディングはズービン・メータが指揮した『椿姫』があるほか、各種テレビ放送の出演も多い。

そもそもの成り立ちはトリノに最初の交響楽団が創設された1931年までさかのぼる。その後ローマ、ミラノ、ナポリに交響楽団が、ナポリにはアレッサンドロ・スカルラッティの名前を冠した管弦楽団もつくられた。

これらのオーケストラには客演した指揮者としてはヴィットリオ・グイ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、アントニオ・グァルニエリ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、レオポルド・ストコフスキー、セルジュ・チェリビダッケ、カルロ・マリア・ジュリーニ、マリオ・ロッシ、フランコ・カラッチオーロ、ロリン・マゼール、トーマス・シッパーズ、ズービン・メータ、ヴォルフガング・サヴァリッシュなどの名指揮者が名を連ねる。

またイタリア生まれのクラウディオ・アバド、リッカルド・シャイー、リッカルド・ムーティ、ジュゼッペ・シノーポリなどにとっても、これらのオーケストラでデビューを飾ることが登竜門のひとつとなっていた。

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