東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra

公益財団法人 東京交響楽団(英語: Tokyo Symphony Orchestra)は、日本のプロオーケストラ。略称は東響(とうきょう)。本拠地は神奈川県川崎市のミューザ川崎シンフォニーホール。日本オーケストラ連盟正会員。


沿革

1946年、東宝交響楽団として設立され、1951年に東京交響楽団と改称した。1964年にTBSとの専属契約を打ち切られる等の理由で経営が破綻し、財団法人を解散、楽員管理による自主運営のオーケストラに改組して再出発した。その後、1980年に財団法人として再び認可を受けた。1988年からはすかいらーくがスポンサーを務めている。

歴代の指揮者には近衛秀麿、上田仁、アルヴィド・ヤンソンスなどがおり、1964年から2004年まで秋山和慶が初代音楽監督及び常任指揮者を務めた。2014年12月現在、第3代音楽監督にジョナサン・ノット、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、正指揮者に飯森範親を擁する。

日本を代表する交響楽団としてこれまで19カ国64公演を行ったほか、全国各地で数々の公演を行っている。また全国2か所のホール施設で、フランチャイズ・オーケストラとして定期演奏会を行っている。2002年に神奈川県の川崎市とフランチャイズ契約を結び、2004年7月に開館したミューザ川崎シンフォニーホールで、また1998年に新潟市と準フランチャイズ契約を結び、同年開館の新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で、それぞれ年数回定期公演を行っている。

また『題名のない音楽会』(東京12チャンネル→テレビ朝日)は、元々TBSとの契約を打ち切られテレビ出演がなくなった同楽団に活躍の場を与えるために作られた番組であり、同楽団は現在も番組に出演を続けている。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害により、本拠地のミューザ川崎シンフォニーホールは2013年3月31日までの約2年間利用できなくなった。この間、川崎市教育文化会館、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、洗足学園音楽大学前田ホールなどで代替公演を実施した。

主な演奏会

自主公演

定期演奏会 サントリーホール、年10回
川崎定期演奏会 ミューザ川崎シンフォニーホール、年5回
東京オペラシティシリーズ 東京オペラシティコンサートホール、年6回
名曲全集 ミューザ川崎シンフォニーホール、年10回
第九と四季 毎年年末には特別演奏会として、ベートーヴェン作曲の第九と、ヴィヴァルディ作曲のヴァイオリン協奏曲集「四季」の一部を演奏している。
ニューイヤーコンサート サントリーホール、年1回

青少年のためのコンサート

こども定期演奏会 サントリーホール、年4回

依頼公演

新潟定期演奏会 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール、年6回。主催:公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団)

映画音楽の演奏

東宝が設立した経緯もあり、『ゴジラ』シリーズや『さよならジュピター』等、東宝映画の音楽の演奏を数多く手掛けている。
東宝映画以外では、『砂の器』。村川透監督、松田優作主演の東映映画、『野獣死すべし』では、演奏のシーンが作中見られるが、指揮を村川透の実兄である村川千秋が執る。またエンディングの『野獣死すべしのテーマ』の演奏も担当している。 。

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