ラ・プティット・バンド(La Petite Bande)は、ベルギーを拠点とする古楽器オーケストラである。ラ・プティット・バンド合唱団も併設している。
ドイツのハルモニア・ムンディ・レーベルへの録音のために、グスタフ・レオンハルトとシギスヴァルト・クイケンにより1972年に設立され、クイケンがコンサートマスターを務めた。楽団の名称はリュリが率いたオーケストラに由来する。レパートリーは活動初期はバロック音楽が中心だったが、近年はハイドン・モーツァルトなどの古典派音楽まで及ぶ。
代表的なレコーディングは、レオンハルト指揮でリュリとラモー作品集やJ・S・バッハのミサ曲ロ短調・マタイ受難曲、クイケン指揮でバッハ作品集やハイドン交響曲集、モーツァルトのオペラなどがある。