デトロイト交響楽団 Detroit Symphony Orchestra

デトロイト交響楽団(英語: Detroit Symphony Orchestra、略称 DSO)は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトを本拠とするオーケストラ。現在の音楽監督は、レナード・スラットキン。


概要

デトロイト交響楽団は、1914年に設立された。1922年2月10日に、ピアニストのアルトゥール・シュナーベルを迎えて、世界で最初にラジオ放送を行なった。その後もフォード社やジェネラル・モーターズ社の提供によって、アメリカ国内でラジオ放送を続けている。演奏会は、例年45万人の集客力を誇り、1926年からは、児童のための教育的な無料演奏会も行なっている。
2005年度中に、楽団の敷地に芸術高等学校が開設される予定である。第2代の首席指揮者オシップ・ガブリーロヴィチは、就任時の交換条件として、演奏会場の新設を要求し、このためオーケストラ・ホールが設立された。ビクター、ロンドン、デッカ、マーキュリー、RCA、シャンドスなどのレーベルや自主レーベルに、数多くの録音を残している。

ポール・パレーが音楽監督を務めた時代に飛躍的な発展を遂げ、アメリカ十大オーケストラのひとつに数えられるまでに躍進した。
パレーとデトロイト交響楽団はマーキュリー・レコードにサン・サーンスの交響曲第3番を始めとする大量の録音を行い、その名声を全世界に轟かせた。パレー退任後には楽団の財政状況の悪化と相まってしばらく低迷期が続いたが、アンタル・ドラティの音楽監督就任によって再び黄金時代を迎えた。ドラティ指揮の《春の祭典》のCDは、グランプリ・デュ・ディスク大賞に輝いた最初のCDである。

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