ボーンマス交響楽団 Bournemouth Symphony Orchestra

ボーンマス交響楽団(Bournemouth Symphony Orchestra)は、イギリスのオーケストラである。かつてはイギリス南部の都市ボーンマスを本拠地としていたが、2006年から近接する都市プールに拠点を移している。


歴史

1893年、ボーンマス市立管弦楽団(Bournemouth Municipal Orchestra)として設立。当初は管楽器奏者のみで構成される小オーケストラだったが、程なくフルオーケストラに拡大し、イギリスの同時代作品の演奏を中心に活動した。エルガーやホルストも自作を指揮している。1954年、チャールズ・グローヴズ在任中に現在の名前に改称。以降、コンスタンティン・シルヴェストリ、パーヴォ・ベルグルンド、アンドルー・リットン、マリン・オールソップらが首席指揮者を務めた。2008年からはウクライナ人若手指揮者のキリル・カラビッツが首席指揮者に就任している。 レコーディング活動も豊富に行っており、300枚以上のディスコグラフィがある。主なものに、パーヴォ・ベルグルンド指揮のシベリウス交響曲全集、グラミー賞を受賞したアンドルー・リットン指揮のウォルトン《ベルシャザールの饗宴》などがある。近年はナクソス・レーベルへの録音が多い。

かつては"姉妹楽団"として、より小規模な作品を演奏するために1968年に設立されたボーンマス・シンフォニエッタ(Bournemouth Sinfonietta)というオーケストラが存在した。このオーケストラは、後に独立した楽団として演奏・録音活動を行ったが、1999年に財政的理由で解散している。)

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