フルート奏者:上野 星矢 Seiya Ueno

上野 星矢(うえの せいや、1989年 - )は、日本のフルート奏者。2012年、パリ国立高等音楽院を卒業。


プロフィール

東京都杉並区出身。小学4年生から吹奏楽部でフルートを始め、12才から本格的に習い始める。習い始めたころは、ソロは「もののけ姫」しか弾けなかったが、中学校1年生の夏に全日本学生音楽コンクールに出場し奨励賞を受賞する。翌々年の2004年、第58回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部で第1位を受賞。同年、第5回日本ジュニア管打楽器コンクールフルート部門金賞、第5回大阪国際音楽コンクール管楽器部門中学生の部にて第1位および大阪府知事賞。この頃から国内コンクールで足跡を残すようになる。

2005年、東京都立芸術高等学校に入学。同年、高校1年で第59回全日本学生音楽コンクール全国大会高校生の部にて第1位。2007年、第76回日本音楽コンクールフルート部門で第3位。第12回松方ホール音楽賞木管部門1位ならびに特賞を受賞。2008年、東京芸術大学音楽学部に入学。

2008年、第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールにてグランプリ(第1位)を獲得する。
2009年、杉並区文化功労賞受賞。パリ国立高等音楽院に入学し、2012年に卒業。
2012年10月、日本コロムビアよりデビューCD「万華響 KAREIDOSCOPE」がリリース。
2013年08月、日本コロムビアよりCD「デジタルバード組曲 DIGITAL BIRD SUITE」がリリース。

雑誌や新聞の取材で、自身のアルバム『万華響』の1曲目に収録されているニコライ・リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」について聞かれた際に、「僕は音を聴いた瞬間にある決まった色が浮かぶんです。一曲目に収録した『熊蜂の飛行』は半音階が多く使われていますが、そうすると僕にはたくさんの色が一気にブワーっと出てくるのが見える。それが“万華鏡”のようだな」、「僕は音を色で認識しているので、たくさんの音が半音ずつ出てくるこの曲は、ぴったりだなと思って。この感覚は妄想かなと思っていたのですが、最近、僕だけではないと知って安心しました」といった発言をしており、この事から色聴という共感覚の持ち主であると考えられる。

師事

山田ゆう子、堀井恵、ザビーネ・ザイフェルト、立川和男、金昌国、ヴァンサン・リュカ、 ソフィー・シェリエに師事。

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