フルート奏者:オーレル・ニコレ Aurele Nicolet

オーレル・ニコレ(Aurele Nicolet, 1926年1月22日 - 2016年1月29日)は、スイスのフルート奏者。

経歴

1926年、スイスのヌーシャテルに生まれる。チューリッヒでアンドレ・ジョネに師事し、パリではマルセル・モイーズに師事した。12歳で初めてステージに立ち、1947年にパリ・コンセルヴァトワールの卒業コンクールで1位優勝した。
1948年にはジュネーブ国際コンクールで第1位となる、同年からヴィンターテュール市立管弦楽団の首席奏者となる。

フルトヴェングラーに嘱望されて、1950年から1959年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めた。同フィル退団後は1965年までベルリン音楽大学の教授を務めた。その後もフライブルクやバーゼルで後進の指導を続けながら、ソロ演奏活動を行うようになった。

レパートリー

バロックから現代まで、そのレパートリーは幅広い。中でもバッハ演奏には定評がある。また積極的に新しい作品に取り組み、ニコレのために多くの作曲家が曲を捧げている。武満徹は遺作『エア』を70歳の誕生日を祝して書き、『ヴォイス』もニコレのために書かれた作品である。
浅里公三は、ニコレを「多彩な活動と音楽性でフルート隆盛を築いた最大の功労者」と評している。

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