指揮者:ジャン=クリストフ・スピノジ Jean-Christophe Spinosi

ジャン=クリストフ・スピノジ(Jean-Christophe Spinosi, 1964年9月2日 - )は、フランス人の指揮者でヴァイオリニストである。


息子のマチューは俳優兼ヴァイオリニスト、妹のナタリーはヴィオラ奏者。カルテット・マテウス(1991年)の創立者で、後にアンサンブル・マテウス(息子マチューもメンバー)となる。特にバロック音楽の解釈と演奏で知られ、ヴィヴァルディのオペラで最も知られる。近年はモーツァルトとロッシーニの指揮にも成功を収めている。

スピノジは多くの歌手:ベロニカ・カンジェミ(Veronica Cangemi), サラ・ミンガルド(Sara Mingardo), ジェニファー・ラーモア(Jennifer Larmore), サンドリーヌ・ピオー(Sandrine Piau), ジモーネ・ケルメス(Simone Kermes), マリ=ニコル・ルミュー(Marie-Nicole Lemieux), ナタリー・ストゥッツマン(Nathalie Stutzmann), マリヤナ・ミヤノヴィッチ(Marjana Mijanovic), ロレンゾ・レガッゾ(Lorenzo Regazzo), フィリップ・ジャルスキー(Philippe Jaroussky), およびマティアス・グルネ (Matthias Goerne)の 声楽曲を指揮した。

スピノジはソリスト及びアンサンブル・マテウスの指揮者として、フランスの主要フェスティバル(シャンゼリゼ劇場、シャトレ座、パリ国立オペラ、、トゥールーズのグランデ・インタープリテー、リヨンのデュ・ヴュー)、外国では:アムステルダム(コンセルトヘボウ)、ウィーン(コンツェルトハウス、アン・デア・ウィーン劇場)、ブリュッセル(パレ・デ・ボザール)、ニューヨーク(カーネギーホール)、エジンバラ(アッシャー・ホール)、プラハ(スメタナホール)、マドリッド、トリノ、パルマ、ナポリで演奏を行っている。

スピノジは2006年にフランスの文化大臣によりシュヴァリエ芸術文化勲章を授与された。また、アカデミー・ディスク・リリックによる "2007年ベストオペラ指揮者" も受賞した。

アンサンブル・マテウスとの活動と平行し、ジャン=クリストフ・スピノジはトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、パリ・アンサンブル・オーケストラ、パルマ・レッジョ劇場オーケストラ、オスロ・オペラ・オーケストラ、ウィーン交響楽団やフィルハーモニア管弦楽団の客演指揮者としてのキャリアも踏んでいる。2010年6月、東京のサントリーホールにて新日本フィルハーモニー交響楽団、2012年3月9日、東京のすみだ平和祈念コンサート2012にて(1945年、そして2011年 - 3月、あの日を忘れないで)新日本フィルハーモニー交響楽団のフォーレ《レクイエム》の客演指揮者を務める。

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