チェリスト: ジャン・ワン Jian Wang

ジャン・ワン(王健、Jian Wang、1968年 - )は中華人民共和国出身のチェリストである。

人物・来歴

1968年、中国西安生まれ。父(王樹棠)はチェリスト、母はフルート奏者である。
1972年、父の仕事に伴い上海に移住。母と別れ、父と二人で生活を始める。同時期、父からチェロの手ほどきを受けた。9歳で上海音楽学院に首席入学した。

1979年、10歳の時にアイザック・スターンに見いだされた。その結果、『中国のアイザック・スターン/毛沢東からモーツァルトへ』に出演しアメリカ留学への道を開いた。11歳の時、カミーユ・サン=サーンスのチェロ協奏曲を上海交響楽団と共演した。

1985年、アメリカのイェール大学に入学。アルド・パリゾに学ぶ。後にジュリアード音楽院でも研鑽を積んだ。ドイツグラモフォンと中国人として初めて専属契約を結んでいる。

現在は世界中で演奏を行い、名だたるチェロコンクールの審査員を務めている。
王立バーミンガム音楽院のチェロの国際会長、上海交響楽団の芸術委員、杭州交響楽団の芸術委員。
上海とロンドンを拠点にしている。

使用楽器

使用楽器は、1622年A&H・アマティで、ソー・ウィン・ラムの遺族の篤志により貸与されたものである。

録音選

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