アメリカの作曲家: ヴィクター・ヤング Victor Young

ヴィクター・ヤング(Victor Young, 1899年8月8日 - 1956年11月10日)は、アメリカ合衆国の作曲家、指揮者、編曲家、ヴァイオリン奏者。

略歴

イリノイ州シカゴ出身のユダヤ系。最初コンサートヴァイオリニストとして出発したが、テッド・フィオリト楽団に参加したことで、ポピュラー音楽の分野に移った。多くの軽音楽を作り、ビング・クロスビーなどの歌手に曲を提供した。1930年代中頃より映画音楽に専念するために、ハリウッドに移った。

彼はアカデミー賞に22回ノミネートされたが、生前に受賞することはできず、死後に『八十日間世界一周』(1956年)でアカデミー作曲賞を受賞した。『ゴールデン・ボーイ』(1939年)、『誰が為に鐘は鳴る』(1943年)、『ラブレター』(1945年)、『サムソンとデリラ』(1949年)、『愚かなり我が心』(1949年)、『血闘』(1952年)、『静かなる男』(1952年)、『戰う雷鳥師団』(1952年)、『シェーン』(1953年)などがある。
最後の作品はヤングの死後、1957年にパラマウント映画から公開されたコーネル・ワイルド主演の『勇者カイヤム』であった。
カリフォルニア州パームスプリングスで脳出血のため57歳で死去。

受賞歴

アカデミー賞

受賞 1957年 アカデミー劇・喜劇映画音楽賞:『80日間世界一周』
ノミネート
1939年 アカデミーオリジナル音楽賞:『Army Girl』、『氷上リズム』
1940年 アカデミー作曲賞:『ゴールデン・ボーイ』、『ガリヴァー旅行記』、『Man of Conquest』
1940年 アカデミー音楽賞:『Way Down South』
1941年 アカデミー作曲賞:『アリゾナ』、『暗黒の命令』、『北西騎馬警官隊』
1941年 アカデミー音楽賞:『囁きの木陰』
1942年 アカデミードラマ音楽賞:『Hold Back the Dawn』
1943年 アカデミードラマ音楽賞:『フライング・タイガー』、『賭博の女王』、『Take a Letter, Darling』
1944年 アカデミードラマ音楽賞:『誰が為に鐘は鳴る』
1946年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞、アカデミー歌曲賞(Love Letters) ※作曲:『ラヴレター』
1949年 アカデミーミュージカル音楽賞:『皇帝円舞曲』
1950年 アカデミー歌曲賞(My Foolish Heart) ※作曲:『愚かなり我が心』
1951年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞:『サムソンとデリラ』 1957年 アカデミー歌曲賞(Written on the Wind) 作曲:『風と共に散る』

ゴールデングローブ賞

受賞 1952年 作曲賞:『旅愁』
ノミネート 1953年 作曲賞:『静かなる男』

Wikipedia

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